多くのお店で見かける主流の形とは違い、平で周りに溝がある鍋です。

実はあの現在主流である帽子型のジンギスカン鍋は、昔から北海道で使われていた物ではなく、日本で最初に羊の飼育が始まったとされる長野県で作られた物だそう。

それを北海道でも羊の飼育が始まった頃に、長野県の人がその帽子型の鍋を北海道・函館の辺りに持ち込んだのが始まりなんだとか。

それで、珍しい形の鍋だということで大流行りし、古い鍋の食べ方は減って行き、帽子型の鍋の方が主流となっていったと言われているそうなのですね。

というわけで、こちらのお店では、『北海道式ジンギスカン』と銘打って、北海道に羊が入ってくる前から愛されていた昔ながらの鍋で、その頃のように美味しく食べることができるように提供することをこだわりとされているのだそうです。

しかも、そのお鍋は、残された鍋からルーツを辿って岩手の南部鉄器の製作というところまではたどり着いたものの販売終了となっていたそうで、それなら！と鋳物工場に行き「じんじん」用に鋳型からおこして作ってもらったというから驚きです。

ちなみに、欲しい方はお店で購入することができるそうですよ！

セットのサラダ。この皿なんか好き。

それから、ロース・ラムのお肉、野菜盛、麺が大きなお皿に盛られてきました。

まず、回りの溝を使って、水とお店特製のタレで煮込んでいきます。

そして、平らな面で肉を焼く！

結構厚切りのお肉なのですが、とても柔らかくて美味しい！

ハサミがあるので、好みでカットして食べやすい大きさにするも良し。

お肉と煮込んだ野菜を交互に頂いていると、エンドレスにいけそうな気になってきます。

特に、こちらのお店では珍しくセロリが入っているので、サッパリ食べられました。

で、これにご飯とスープもあって、最後にシメのラーメン。

食べ放題が１５００円くらいだったので、５００円の差くらいだったら食べ放題にしてもよかったかな？などと思いましたが、結果十分すぎるくらい満腹になりましたよ！

たくさん食べられる胃袋に自信のある方は、是非食べ放題に挑戦してみてくださいね。