空知の北にあたる滝川市にそのレストラン〈プティ ラパン〉はあります。
地場の旬の食材と共に、希少な空知ワインを楽しめる穴場フレンチです。

シェフはおいしくて安心、は当たり前のこと！と、できるだけ近くの食材を
使い、基本的に全部手で作ることを心がけているそう。
また、厳選された野菜や卵などの食材も一度ご自身が生産者さんの元へ赴き、
実際に食べ、料理してみてから取り扱いを決めているとのこと。

出身が北見のシェフは滝川市内の高校を卒業後、フレンチのシェフを志して、
帯広のフランス料理店へ。 その後、5年間のスイスのフレンチレストランで
の修行期間を経て、2007年に滝川市内でプティ ラパンをオープンしました。

そして、現在の場所に2015年、移転しています。シェフがこの街に店を出す
ことにした理由は、学生時代を過ごした地であることと、都会ではない場所
でお店をやりたかったからということ。
この地では美味しいものがたくさん手に入る、ということだそうです。

料理と同様に力を入れているのが、空知ワインとのコラボレーション。
スイスでの修行時代、その土地で作られたワインを飲んだ時、”香り、力強さ、
フレッシュさ”その全てにこれまで飲んだワインとの違いを感じるという体験
をし、空知のワインにも同様の魅力を感じたそうなんです。

そこから〈鶴沼ワイナリー〉をはじめさまざまなワイナリーに出会い、今では
生産者と直接繋がって入荷しているとのこと。希少な空知ワインはできるだけ
多くの方に飲んでもらいたいという思いから、グラスワインで提供をしている
そうで、数種類のグラスワインに加え、飲み比べセットなどもありました。
食事に合わせて気軽に飲み比べてみることができるのは嬉しいですよね。

この日はお腹にあまり余裕が無く、軽くしか食べられなかった事が悔やまれる
程丁寧に作られたとても美味しいお料理の数々。気になるメニューもたくさん
あり、また伺いたい！と思うお店でした。

シェフの穏やかな雰囲気の中からは、この土地のものを使った美味しい料理や
ワインで、この地を盛り上げたい！というような熱い想いを感じました。

尚、お店ではワインと料理のコラボレーションを楽しむべく、毎月ワイン会も
開催されているそうですので、興味のある方は参加されてみると奥深い世界を
知ることが出来て楽しいかもしれませんよ！

皆さんも少し足を伸ばして、ストーリーのあるお料理とワインを楽しみに出か
けられてみてはいかがでしょうか？